第3次行財政改革大綱とパブコメ回答が出ました

ぜんぶ実施したとしても、財政効果が3億円から2億7千万円に減っています。

パブコメの意見もほとんど活かされず(選挙公報への意見は活かしたそうです)。議員からの意見は多少反映されたようですが、私が意見したところからは、市民恊働支援センターの記述ぐらい。

いちばん大きな問題は陳情採択が活かされなかったことです。また財政効果の算出基準が、各項目によって違うということもわかりました。

232件を超えるパブコメ。小金井では最多です。こんなに市民が市政に関心を持つきっかけになった行革大綱、パブコメに丁寧に対応することや、意見をかわす仕組みを作っていくことが市民恊働や市民自治のとっかかりになると思うのですが。。。

行革大綱は↓

http://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/kikakuzaiseibu/gyoseikeiei/zigyou/dai3jigyouzaiseikaikakutaikou/index.html

閉会中の委員会で気になったこと

4/28の厚生文教委員会では、陳情などが落ち着いたので、しばらくぶりに調査項目についてじっくり議論。今年度中に調査を詰めないとなりません。待機児解消、次世代育成、特別支援、子どもの権利とどれも重要なものばかりですが、もっと集中して有効な調査・議論をしたいものです。

今回、就学援助の案内をリニューアルしてもらい、保護者負担の教育費を精密に調査研究してもらうことにしました。なんで学力テストに参加したのかについては、きれいごとの答弁。教育委員会(特に指導室)にはいろいろ聞きに行っても、ほんとに当たり障りの無いことばかり。突っ込んだ議論も共同作業もあまりやる気がなさそうで、都教委に言われるようにうまーく事を進めていってます。ほんとはもっと自治体独自の教育観を持っていてもいいのだけど。愛知県の犬山市では、犬山の子どもは犬山で育てる、という考えで、当初、学力テストに参加しませんでした。やっぱり教育委員の公選制を目指していきたいなあ。

 

5/10のごみ処理施設建設等調査特別委員会では、HDM方式の生ごみ消滅型の処理施設の進捗状況について聞きましたが、あまり進展なし。ほんとに進展させるつもりがあるのか、陳情採択を軽視しているようすがあります。それより今おこなっている乾燥堆肥型をすすめよう、といった意見も。乾燥堆肥はお金もかかるし、電気や運搬などエネルギーも使うし(茨城まで持っていって堆肥にしている!)、今のやり方については私は疑問に思っています。乾燥って電気を使うし、堆肥にする時は水を加えてもとに戻さなくてはならない。堆肥化については計画が必要と思いますが、可燃ごみをすべて他市で燃やしてもらっている今はむしろ、HDMにトライすることをきっかけに分別収集を進めてごみ減量していくべきかと。

 

5/19の行財政改革調査特別委員会では、行革大綱とパブコメ回答について集中審議。図書館については民間委託の計画がストップされたので、行革大綱の記述が変更されていましたが、学童についてはなんと、委託の方針撤回の陳情が採択されたにも関わらず、もっと進めようとする記述に変わっていました。

これは大問題。委員長から厚生文教委員会委員長に意見を述べることになりましたが、6月議会で揉めそうです。陳情軽視で、さらに市民の行政不審を募らせるのでは。

「子どもの貧困−失われた教育の機会均等−」

三鷹でおこなわれる講演のお知らせ。

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「子どもの貧困−失われた教育の機会均等−」

 

日時:2010年5月23日(日)14:40〜16:30

 

講師:鳫 咲子(がん さきこ)さん

(参議院事務局企画調整室調査員・早稲田大学非常勤講師)

 

子どもの貧困と関連するひとり親家庭、特に母子家庭の現状、そして公立小中学校での義務教育を担う自治体(市区町村)の政策の重要性について、就学援助制度を中心にお話していただきます。

 

資料代:500円

 

会場:三鷹市市民協働センター第1会議室(2F)

(中央線三鷹駅より徒歩15分)TEL0422-46-0048

 

なお、学習会に先立ち、全国フェミニスト議員連盟総会を開催します。

13:30〜14:30 会員ではない方の傍聴も可能です。

 

主催:全国フェミニスト議員連盟

5/1に『子どもの権利カフェ』やりました

さわやかな初夏の空の下、

〜みんなで「小金井市子どもの権利に関する条例」制定一周年のお祝いをやりましょう!〜

と呼びかけて、『子どもの権利について語り合うカフェ』をくじら山下はらっぱで開きました。

プレイパークのおとなりなので、パネルを見に来る人もちらほら。子どもたちからは、「子どもたちが思うこと。こんな居場所がほしい、など」をカードに自由に書いてもらいました。

いろんな意見が寄せられました。

6/6におこなわれる『子どもカーニバル』でもパネルと子どもからの意見を展示します。

はらっぱでちゃぶ台カフェ、って、とってもゆるくて気持ちいい。また突然、カフェしているかもしれません。

なんだか代々木公園のテント村に出現した「エノアール」のような感じがしているのは私だけ?

以下、もう終ってしまった集まりですが、参考にお誘いの文章。

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『子どもの権利カフェ』

日時:5/1(土)AM11:00〜PM3:00(雨天の場合は早めに撤収)

場所:都立武蔵野公園くじら山下はらっぱあたり(プレイパークの隣にいます)

 

★子どもでもおとなでもだれでも参加歓迎!

★好きな食べもの飲み物一品お持ちよりください。

★ごみにならないマイカップマイ食器も持ってきてね。

★おもしろい余興もあるかも。

★子どもの権利についてのパネル展示もあるよ。

 

2009年3月、小金井市に「子どもの権利に関する条例」ができました。

多くの市民が関わり、長い時間かかって論議をかさねた条例です。

子ども会議で関わった子どもたちは、すでにおとなになってしまいました。

子どもたちにもおとなにも「こんな条例があるんだよ」とお知らせして、『子どもの権利』についてもっとたくさんの人たちとともに語り合いたいですね。

いっしょにお祝いしながら、これからどんな風に条例を使っていけるのか、アイディア出しあい作戦会議をしませんか?

 

主催:いかそう!子どもの権利条例の会

なくそう!子どもの貧困『子どもの貧困解決元年2010』シンポジウムに参加して

全国フェミニスト議員連盟の機関誌『AFER』に寄稿した文章を。

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4/25、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの設立記念シンポジウムがおこなわれた。

1月に開かれた設立準備シンポジウムにも、大勢の人が詰めかけ会場が満杯になるほど注目を集めていた。前回より宣伝が少なかったにも関わらず370人ほどの参加があり、子どもに関する各分野からの発表もあり、有意義な会となった。

 

第一部では、日弁連会長の宇都宮健児さんからの「子どもの貧困を解決することが、あらゆる貧困解決のカギになる」というメッセージに続き、同日開催された普天間基地撤去を求める県民大会とも連動して、沖縄からの報告。

元児童相談所所長の山内優子さんと沖縄タイムス記者の嘉数よしのさんは、「これまでの圧倒的な基地負担によって沖縄の子どもが蝕まれている」と語り、『沖縄子ども白書』を出版した経緯を説明。

 

第二部では、子どもに関わる各分野から報告と政策提言。

医療ソーシャルワーカーからは、小児医療機関に内在する行き場のない子どもの実態把握と福祉予算を上乗せするといった提案。

保育者からは、公的保育制度の堅持・拡充と、子育て費用の保障、親の働くルールの確立など。

小学校教員からは、給食費も含む教育費の無償化、保護者負担の教材の見直しと教師の多忙化を解消する、学童保育の充実など。

社会的養護を受けた当事者からは、養護ケアの基準を策定し徹底する、権利擁護を充実する、措置解除後のサポートの充実などが提案された。

名古屋大学の中嶋哲彦さんからは、イギリスの「子ども貧困法」をモデルにしながら、日本で制定するとすれば現行制度の問題点や改善方策を洗い出して政府の責任を明確にし、当事者参加で進めていくことが重要だという提言がなされた。

 

第三部では、高校生以上の子どもたちからの意見や報告があった。

フリースクールの生徒からは、「学びの機会を保障してほしい」という訴えとともに、『不登校の子どもの権利宣言』のこと、無償化の対象にしてほしいことと通学定期券の適用について。

朝鮮学校の生徒からは、高校無償化から排除された更なる差別への悔しさとともに、運動において日本人と連帯できた嬉しさが語られた。

自立援助ホームからは、高校無償化だけでは不十分であり、安心して生き、学びに専念できる環境をすべての子どもに保障してほしい、という願い。

定時制高校の生徒からは、7月に公開される『月あかりの下で』という映画を見て、定時制の必要性と実態を知ってほしいという話と、教科書代、修学旅行費などの私的負担の軽減の要請。

あしなが育英会と不登校新聞社の若者が司会を勤め、当事者の話をうまく引き出してくれた。

彼らからは、子どもの貧困対策基本法制定と、高校・大学の給付型奨学金の公的新設を盛り込んだ「子ども・若者『学びの平等宣言』」が提案され、採択された。

集会全体でもネットワークの設立宣言として、「子どもの貧困は、子どもの権利条約に明記されているすべての権利の否定である」という国連の指摘を含め、子どもの貧困率だけでは見えてこない、ひとりひとりの実相を明らかにし、子どもの声に耳を傾け、子どもに関わるおとなが連携して取り組みを進めようという決意が採択された。

 

発起人のひとりである立教大学の湯澤直美さんは、社会的無関心が貧困を広げていったと指摘したが、交流会の席でも、今回発表された事例について知らないことばかりだった、当事者の声が新鮮で救われた、といった声があった。

 

これまでおとなが、子どもの当事者性・主体性から目を背け続けていたことが、今、厳しく問われているのだ。